会津若松市門田町には、一般的な職人さんの工房とは異なり、工房という言葉よりも“工場”という言葉が似合う大きな作業所があります。その工房の名は「うるし工房 宮田」。
中にお邪魔すると、きれいに拭き漆を施された長火鉢や、桶を利用したスピーカー、模様に卵殻を利用した器などアイディアに富んだ作品や、作品作りためにご自身で工夫を凝らし作られたという道具があちらこちらに置かれています。
そこでお仕事なされているのが、塗り師の宮田幸男さんです。
「こんな大きな作業場を使っている職人さんは、他にいないんじゃないか?
自分は大雑把な性格だから、こういう広いところで、家具のような大物を相手に作業するのが性に合っているんだ。この世界では、珍しいスタイルかもしれないが、このスタイルだからこそできることがある」と大きな体を揺らしながら満面の笑顔で、ご自身の特徴を話してくれます。